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FDM方式とは|金属3Dプリンターの用語

FDM方式とは|金属3Dプリンターの用語

更新日:
2025/02/07 (公開日: 2025/01/25 ) 著者: 甲斐 智
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加工技術の用語
     

FDM方式(えふでぃーえむほうしき)は、熱溶解積層(Fused Deposition Modeling)の略で、金属とバインダー(樹脂)を混ぜて固めた粉末をノズルから押し出し、層を重ねていく造形方法です。
積層時に余分なバインダーは熱で溶け、脱脂工程で除去されます。その後、焼結工程で金属を焼き固め、最終的な金属製品となります。焼結時に約20%の収縮が生じるため、精密部品には仕上げ加工が必要です。
量産には適しませんが、導入コストが低いため、研究所や試作用途として注目されています。

参照元コラム
金属3Dプリンタとは?金属3Dプリント方式と工作機械のAM技術

FDM方式を要約すると…

  • 金属と樹脂の混合粉末を積層し、焼結して金属製品を作る方法
  • 焼結時の収縮により、精密部品には追加の仕上げ加工が必要
  • 低コストで導入でき、主に研究や試作に利用されている

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この用語の監修者

甲斐 智
甲斐 智(Satoshi Kai)

1979年 神戸生まれ、多摩美術大学修了後、工作機械周辺機器メーカーに入社。
2020年に株式会社モノトを設立。長年に渡り工作機械業界・FA業界のWebマーケティングに携わる。
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