
割り出し5軸加工とは|同時5軸加工との違いを理解するためのポイント
- 更新日:
- 2025/02/07 (公開日: 2025/01/25 ) 著者: 甲斐 智
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割り出し5軸加工(わりだしごじくかこう)は、あらかじめ2軸(回転/傾斜)でワークの位置決めを行い、3軸(X/Y/Z)で加工を行う方法です。これにより、ワークの角度が固定されるため、同時5軸加工に比べてシンプルで簡易的な方法です。
同時5軸加工のような3次元曲面の加工はできませんが、1回の段取りで多面の加工が可能となります。また、アンダーカット(隠れた加工面)の加工には、複数回のワーク角度調整が必要です。
割り出し5軸加工を要約すると…
- 2軸でワークの位置決めをし、3軸で加工する手法
- 1回の段取りで多面加工が可能
- 同時5軸加工に比べて操作が簡易で扱いやすい
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