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パウダーベッド方式とは|積層造形の用語

パウダーベッド方式とは|積層造形の用語

更新日:
2025/02/07 (公開日: 2025/01/23 ) 著者: 甲斐 智
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パウダーベッド方式(ぱうだーべっどほうしき)は、金属3Dプリンターの造形方法のひとつです。金属粉末(パウダー)を敷きつめ、その上に熱エネルギーを照射して焼き固め、層を重ねていくことで立体物を形成します。熱源としては、レーザーや電子ビームなどが用いられます。
パウダーベッド方式は、複雑な形状の部品を高精度に造形できるため、航空学や医療分野での部品製造に適しています。また、徒低の鋭造や切削効果では難しかった複雑な内部構造の再現も可能です。ただし、造形後の表面は粗くなることがあり、研磨などの後処理が必要となる場合があります。

参照元コラム
金属3Dプリンタとは?金属3Dプリント方式と工作機械のAM技術

パウダーベッド方式を要約すると…

  • 金属粉末を敷きつめ、熱エネルギーで焼き固める造形方法
  • 複雑な形状の部品を高精度に造形可能
  • 表面の粗さにより後処理が必要な場合も

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この用語の監修者

甲斐 智
甲斐 智(Satoshi Kai)

1979年 神戸生まれ、多摩美術大学修了後、工作機械周辺機器メーカーに入社。
2020年に株式会社モノトを設立。長年に渡り工作機械業界・FA業界のWebマーケティングに携わる。
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