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フォーミングマシンとは|フォーミングマシンによる工程集約とメリットを解説

フォーミングマシンとは|フォーミングマシンによる工程集約とメリットを解説

公開日:
2020/08/18 (2020/10/31 更新)by 甲斐 智
関連キーワード:
| プレス加工 | プレス機械 | 塑性加工 |
       

フォーミングマシンは、さまざまな加工ユニットを連結した「プレス機械」のひとつです。

フォーミングマシンでつくられた金属部品は、自動車をはじめ、家電や建材などさまざまな分野で使われています。

この記事では「フォーミングマシン」の仕組みや工程、メリットを解説します。

フォーミングマシンってどんな機械?

フォーミングマシンについて|フォーミングマシンってどんな機械?

フォーミングマシンは、材料のフィード装置・スタンピング装置・フォーミング装置などのユニットを連結した「プレス機械」です。

せん断プレス曲げなどの一連の「塑性加工」を連続で行い、ワイヤーや板材からバネ・コイルなどの部品を大量生産することができます。

工程集約と歩留まり向上で、おおきくコストダウンすることができます。

フォーミングマシンについて|ワイヤーや板材からバネ・コイルなどの部品を大量生産

なかでも線材やバネの製造に特化したフォーミングマシンは、「ワイヤーフォーミングマシン」ともよばれます。

ワイヤーフォーミングマシンとは:
多工程の線材や棒鋼材の引き抜き、伸線、撚線を行う成形機です。
引用元: 鍛圧機械とは? – 鍛造・転造機

フォーミングマシンの工程

フォーミングマシンは低い力で自在に加工することができ、パンチの形状や順番を任意に設計できるため、加工の自由度が大幅にあがります。

またヘッダー加工などの鍛造工程を組み込むこともできます。

1)フィード装置による送り

フォーミングマシンについて|フィード装置による送り

線材や板材など、材料となるワークを一定のピッチで供給します。

2)スタンピング装置による加工

フォーミングマシンについて|スタンピング装置による加工

せん断プレス加工によって、穴あけや成形を行います。

3)フォーミング装置による加工

フォーミングマシンについて|フォーミング装置による加工

複数の曲げパンチによって、複雑な曲げや3次元の立体に成形し、最後に切りはなします。

フォーミングマシンのメリット

フォーミングマシンについて|フォーミングマシンのメリット
材料に無駄がでない
連続加工により、製造コストがさがる
金型の段取りが不要で、加工時間が短縮
順送プレスにくらべてシンプルなため、金型コストがさがる

フォーミングマシンとは?まとめ

この記事では、フォーミングマシンの工程と、フォーミング加工のメリットについて解説しました。

大量生産の代名詞のフォーミングマシンですが、単純な部品だけでなく、複雑な精密部品の生産もできるように進化しています。

本記事が、加工の選定の参考のひとつになればうれしいです。

この記事(フォーミングマシン)の編集者

甲 斐 智(KAI Satoshi)

甲 斐 智(KAI Satoshi)

1979年 神戸生まれ
多摩美術大学修了後、工作機械周辺機器メーカーの販売促進部門
14年以上に渡り、工作機械業界・FA業界のWebマーケティングに携わる
技術専門誌への寄稿多数
科学技術振興機構「J-GLOBAL」登録情報

・株式会社モノト 代表
・株式会社アプト Webディレクター
・一般社団法人日本機械学会 特別員
・東京商工会議所 会員

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