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精密中ぐり盤とは|高精度内径仕上げの用語

精密中ぐり盤とは|高精度内径仕上げの用語

更新日:
2025/02/07 (公開日: 2025/01/31 ) 著者: 甲斐 智
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工作機械・鍛圧機械の用語
     

精密中ぐり盤(せいみつなかぐりばん)は、穴の内面を鏡のように仕上げるためのNC中ぐり盤です。超硬やダイヤモンド製のバイトを用いて、ミクロン単位の精度で高速切削を行います。エンジン部品や軸受けなど、高精度が求められる内径の仕上げに活用されています。
主軸の向きにより「横形」と「立形」があり、大型の金属加工では、ワークの安定性と工具のたわみを抑えるために「立形」がよく使用されます。
例えば、自動車のエンジン部品の製造では、精密中ぐり盤を使用してシリンダー内径を高精度に仕上げることで、エンジンの性能向上に寄与します。また、軸受けの内径加工でも、精密中ぐり盤の高い加工精度が求められます。

参照元コラム
ボーリング盤とは?種類や加工の特徴を解説

精密中ぐり盤を要約すると…

  • 穴の内面を鏡面仕上げするNC中ぐり盤
  • 超硬やダイヤモンドバイトでミクロン精度の高速切削
  • エンジン部品や軸受けの高精度内径仕上げに使用

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この用語の監修者

甲斐 智
甲斐 智(Satoshi Kai)

1979年 神戸生まれ、多摩美術大学修了後、工作機械周辺機器メーカーに入社。
2020年に株式会社モノトを設立。長年に渡り工作機械業界・FA業界のWebマーケティングに携わる。
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