バラ積みピッキングシステムでローダーへのワーク供給を自動化
- 更新日:
- 2024/08/27 (公開日: 2023/08/29 ) 著者: 甲斐 智
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この改善事例のポイント
改善前CNC旋盤におけるワーク供給のお悩み
鍛造されたベアリング部品を、CNC旋盤で追加工する際の課題です。
これまでCNC旋盤へのワーク投入は、ガントリーローダーを使って自動で行われていましたが、ガントリーローダーへのワーク供給は、作業者がひとつひとつ手作業で行う必要がありました。
ベアリング部品は1日に数千個加工するため、夜勤の時間帯も稼働しており、人件費がかさんでしまいます。またメッシュパレットにバラ積みされた重い鍛造品を、ひとつひとつ手で取り出して供給するため、作業者の負担が大きく、ケガや腱鞘炎などの労災リスクもありました。
〈改善前のお悩み〉
- バラ積みされたワークの供給を自動化したい
- 現場の省人化で人件費を削減したい
- 作業者の労災リスクを減らしたい
改善後バラ積みピッキングシステムで、ワーク供給の自動化が実現
工作機械の工程間のワーク搬送は自動化されていることが多いですが、バラ積み状態で入荷されたワークの供給は、まだまだ自動化が難しく、作業者が行うことの多い作業です。そこで採用されているのが、JRC〈ALFIS〉の「バラ積みピッキングシステム」です。
ALFISのバラ積みピッキングシステムなら、3DCADデータを使って装置にワーク形状を覚えさせることで、バラバラに積まれたワークの位置と向きを正しく認識し、ひとつひとつロボットで取り出し・供給することができます。
さまざまな形状・材質・重量のワークに対応することができ、作業の省人化が実現。現場の労働環境の改善にもつながります。
〈改善後の効果〉
- バラ積みされたワーク供給の自動化が実現
- 現場の省人化で人件費が削減できる
- 労働環境の改善につながる
24時間稼働の加工ラインでは、ワーク交換のため、夜勤シフトが組まれることも少なくありません。バラ積みピッキングシステムは、夜間の人件費の大幅削減にも効果的です。(編集部)
ワーク供給の提案製品
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ロボット株式会社JRC〈ロボットSI事業 ALFIS〉バラ積みピッキングシステム公式サイト製品情報はこちら
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