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超仕上げの要約

超仕上げ(Super Finishing)は、低速回転するワークに砥石を押し付けて表面を極めて滑らかに研磨する除去加工です。 摩擦や摩耗を最小限に抑え、高精度で鏡面仕上げが得られるため、クランク軸・カムシャフト・ベアリングなどの最終仕上げに広く利用されています。

超仕上げの特徴

  • 砥石に小さな振動(オシレーション)を与え、低圧で押し付けながら研磨。
  • 発熱が少なく、寸法精度・耐摩耗性・表面粗さに優れる。
  • 円筒研削よりも仕上げ精度が高く、0.1μm以下の鏡面が得られる。

研磨工程

  1. 荒仕上げ:#400〜600番の砥石で研磨し、オシレーション振動を大きくして砥粒の自生作用を促す。
  2. 鏡面仕上げ:#600〜1200番の砥石で細かく研磨。回転数を上げて砥石表面を目づまりさせ、鏡面状態に仕上げる。

使用される砥石の種類

  • WA砥石:白色アルミナ(ホワイトアランダム)。鉄鋼用で、硬度・耐熱性が高い。
  • GC砥石:緑色炭化ケイ素。非鉄金属(アルミ・銅など)の仕上げに適する。
  • CBNミクロンパウダー:人工超砥粒。ダイヤモンドに次ぐ硬度で、長寿命・高精度な仕上げが可能。

超仕上げ盤の構造

超仕上げ盤は、砥石に振動を与えるオシレーションヘッドを備えたNC工作機械です。 大量のクーラントを使いながら低速・低圧で加工を行うため、発熱が少なく、滑らかな鏡面を実現します。 内面・外面・曲面など、多様な形状に対応する専用機が存在します。

関連する研磨加工

  • ホーニング加工:内面研磨に用いられる回転往復運動の加工法。
  • ラップ加工:ラップ剤を用いて面どうしをこすり合わせ、極限まで平滑化。
  • テープ研磨:研磨フィルムを押し当てて表面を均一に仕上げる。
  • バレル加工:回転槽でワークを転がし、バリや面粗さを除去。

まとめ

超仕上げは、低速・低圧・微振動による精密研磨で、加工面の精度と耐久性を大幅に向上させます。 使用する砥石の種類(WA・GC・CBN)や工程条件を最適化することで、金属からセラミックス・ガラスまで幅広い材料の最終仕上げに対応可能です。 精密機械や自動車部品の品質を支える、代表的な高精度研磨技術です。


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