SEOにかかせない被リンクとは|製造業での被リンク獲得のコツ
- 更新日:
- 2021/04/26 (2021/01/27 公開) 編集者:甲斐 智
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SEO対策優先度
被リンクとは、他サイトから「自社サイト」に貼られたリンクのことです。
被リンクの質や量が、 検索上位表示に大きく影響 すると言われています。
自社と関連性の高い機関やエンジニアの個人ブログから、自然とリンクを獲得できるような魅力的なコンテンツをつくりが大切です。
この記事では「SEO対策にかかせない被リンク」について解説します。

被リンクってなに?
被リンクとは、他サイトから「自社サイト」に貼られたリンクのことです。
「リンクが貼られているサイト」=「ユーザーに有益なサイト」と認識され、被リンクの質や量が上がるにともない、自社サイトのドメイン評価も上がると言われています。
被リンクは「相手にリンクを貼ってもらう」ことが必要なため対策しづらいSEOですが、その分検索 上位表示にも大きく影響 します。
効果の高い被リンクとは
被リンクには「質」「量」「関連性」の3つの指標があります。
それぞれのリンクの特徴について解説します。
〈SEO効果の目安〉
- 被リンクの質: ◎
- 被リンクの量: △
- 被リンクの関連性: ◎
被リンクの質について
「被リンクの質」とは、 リンク元(相手)のドメイン評価のこと。
信頼のある大手サイトや公的機関など、評価の高いサイトからリンクをもらうことで、自社サイトの評価も上げることができます。

〈質の高いリンク例〉
- 国の機関や市区町村など、公的機関からのリンク
- 大学や産技研など、共同研究機関からのリンク
- 学会や商工会など、加盟団体からのリンク
- 大手メーカーや代理店など、協力会社からのリンク
被リンクの量について
「被リンクの量」とは、 被リンクの総数のこと。
ひと昔前のSEO対策で重視されていましたが、近年ではそれほど効果はないと言われています。
特に「相互リンク集」などの関連性の低いリンク集は、過去に過剰なSEO対策に利用されたこともあり、今ではGoogleからスパム行為とみなされることもあるようです。

被リンクの関連性について
「被リンクの関連性」とは、 リンク元(相手)とリンク先(自社)との関連性のこと。
リンク元とリンク先の関連性が高い場合、自社サイトの評価が上がります。

〈関連性の高いリンクの例〉
- ユーザーの製品レビューブログからのリンク
- エンジニアの技術ブログからのリンク
- 関連会社からのリンク
- 産業展示会からのリンク
被リンクの種類「nofollow」と「dofollow」
被リンクには、「nofollow」と「dofollow」の2種類があります。
| nofollow | HTMLタグに、<a href="□□□" rel="nofollow">□□□</a>とついたリンクです |
|---|---|
| dofollow | 特にタグなどはありません(「nofollowではない」という意味です) |
<nofollow> がついた被リンクは、一般的にSEO効果はありません。
(ユーザーがリンクをたどりアクセスが増えることはありますが、直接的なSEO効果はありません)
自分でサイトを登録できるようなサービスや影響力の大きなニュースサイトでは、<nofollow> がついていることが多くあります。
〈製造業のnofollowリンクの例〉
- 製造業ポータルサイトからのリンク
- 製造業ニュースサイトからのリンク
- 製造業通販サイトからのリンク
しかしこれら大手サイトからの被リンクは「企業の信頼性」の観点から、上位表示に貢献しているように感じます。(経験による推測です)
「nofollow」や「dofollow」にこだわらず、関連するサイトから被リンクを貼ってもらえるよう対策していきましょう。
製造業における被リンク獲得のコツ
被リンクは自社でコントロールできないため、獲得するのはひと苦労。
その分SEO効果も高いため、上位表示争いの厳しい業界ではリンク獲得専用の営業社員を雇っていることも珍しくありません。
製造業の場合、被リンクは自然と増えていくことが多いですが、自分から積極的に獲得していく手法もあります。
1. 引用されやすいサイトをつくる
自社サイトの技術ページに、専門的な「イラスト」や「図解」を載せることで、ユーザーからの引用を狙います。
技術的にわかりやすいコンテンツをつくることで自然と被リンクがつき、信頼される情報源として認識されていきます。
より戦略的に「引用」を獲得するためには、 「SNS」や「プレスリリース」の活用がおすすめです。

2. ユーザーにお願いする
自社の製品や技術を紹介しているブログを探し、リンクが貼られていない場合には 運営者にリンクを依頼します。
(メーカーからの依頼の場合、好意的にリンクを貼ってくれるユーザーも多いです)

紹介文を書くよう依頼してしまうと「ステルスマーケティング」になってしまいます。Googleのリンクポリシーにも違反してしまうため注意しましょう。
ステルスマーケティングとは?引用元:ステルスマーケティング|公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会
「ステルス」とは、隠密を意味し、自らの正体や広告であることを隠した広告のことを指す。略して「ステマ」ともいう。
…(中略)…
正体を隠して行うため、内容によってはモラルの観点から非難を受ける可能性もある。
3. 無料サイトから被リンクを貼る
無料プラットフォーム(Note、Newspicks 、Eightなど)に自分で登録して、プロフィール欄に自社URLを掲載する方法です。
SEO解説サイトなどでよく紹介されている手法ですが、 効果はあまり見込めません。
多数のサイトに登録してしまうと自社のブランディングをコントロールできないため、 当社ではおすすめしていません 。
SEO対策にかかせない被リンクとは?まとめ
この記事では「SEO対策にかかせない被リンク」について解説しました。
過度な相互リンクや闇雲なリンク構築は、SEOにマイナスに作用するため要注意です。
有料の被リンクなども購入しないよう気をつけましょう。
ユーザーやエンジニアなどのブログから、自然とリンクを獲得できるような魅力的なコンテンツをつくりが最優先です。
この記事が、製造業Web担当者さまの「SEO対策」にお役に立てばうれしいです。

