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SS400とは|一般構造用圧延鋼材

更新日:
2025/09/29(公開日:2025/09/29) 著者:甲斐 智
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SS400(えすえすよんひゃく)は、日本産業規格(JIS)で最も汎用的に使用される一般構造用圧延鋼材です。
「SS」はSteel Structure(構造用鋼材)を意味し、後の「400」は引張強さの最小保証値を示し、400~510N/mm2の範囲で規定されています。
加工性とコストのバランスに優れ、建築、橋梁、車両、産業機械など幅広い分野で採用されています。
形態には酸化皮膜に覆われた「黒皮材」と、酸化皮膜を除去した「ミガキ材」があり、用途や必要な仕上げ精度に応じて選ばれます。
なお、かつては単位がkgf/mm2で表記されていたため、SS400は「SS41」と呼ばれていました。

SS400  |用語集
SS400 のイメージ
参照元コラム
SS400とは?特徴・用途・他材質との比較を解説

SS400を要約すると…

  • JISで最も汎用的な一般構造用圧延鋼材
  • 引張強さ400~510N/mm2、加工性とコストのバランスに優れる
  • 黒皮材とミガキ材の2種類があり、用途に応じて使い分けられる

「SS400 」とあわせて知っておきたい用語



この用語の監修者

甲斐 智
甲斐 智(Satoshi Kai)

1979年 神戸生まれ、多摩美術大学修了後、工作機械周辺機器メーカーに入社。
2020年に株式会社モノトを設立。長年に渡り工作機械業界・FA業界のWebマーケティングに携わる。
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