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BTとは|工作機械で広く使われるツーリング規格

更新日:
2025/09/29(公開日:2025/09/29) 著者:甲斐 智
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BT(びーてぃー)は、日本で開発され、マシニングセンタで広く用いられる代表的なツーリング規格です。
シャンク上部のプルスタッドを引き込むことで強力にクランプされ、7/24テーパー構造により安定した精度と剛性を実現します。
サイズはBT30・BT40・BT50が代表的で、加工内容や機械能力に応じて選択されます。
なお、CAT(米国規格)やDIN(欧州規格)とテーパー角度は同じですが、溝やフランジ形状が異なるため互換性はありません。
また、NCフライス盤などでは手動交換用の「NTシャンク」が使用される場合もあります。

BT|用語集
BTのイメージ
参照元コラム
ツーリングとは?種類と役割を解説

BTを要約すると…

  • 日本発の代表的なツーリング規格
  • 7/24テーパーで高精度・高剛性
  • CAT・DINとは互換性なし

「BT」とあわせて知っておきたい用語



この用語の監修者

甲斐 智
甲斐 智(Satoshi Kai)

1979年 神戸生まれ、多摩美術大学修了後、工作機械周辺機器メーカーに入社。
2020年に株式会社モノトを設立。長年に渡り工作機械業界・FA業界のWebマーケティングに携わる。
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