製造業でもSEOって必要?|中小製造業にSEO対策が必要な理由
- 更新日:
- 2021/04/26 (2021/01/26 公開) 編集者:甲斐 智
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SEO対策優先度
画期的な新製品を開発して、魅力的なホームページをつくっても…「来て・見て」もらわなければ意味がありません。
認知度の低い中小製造業こそ、SEO対策が必須です!
しかし実際には、なにからはじめていいか分からないことばかり。
この記事では「製造業でもSEOって必要?」について解説します。
SEO対策をはじめよう!
中小製造業のWeb担当者は、ホームページの更新やSNSなどさまざまな仕事を兼任しながらも、SEO対策のミッションを背負っているのではないでしょうか。
大手メーカーなら〈市場調査〉〈製品戦略〉〈専門コンサルタント〉のもと、マーケティングの一環としてSEOに取り組みますが、、、
という方も多いかと思います。
中小製造業でも、他社に負けない製品・サービスをお持ちなら、基本的なSEO対策に取り組むことで “検索上位表示” が期待できます。
そもそも、SEO(エスイーオー)ってなに?
SEOはと、Webサイトを 「検索エンジンの特性」に合わせて最適化することで、自社のホームページを “検索上位表示” させる手法です。
ホームページをいかにして「検索エンジンに見つけてもらうか?」が、SEO対策のカギとなっています。
上位表示の仕組み (アルゴリズム) はブラックボックスですが、 さまざまな 「指標」 やサイト構造をもとに順位が決められていると言われています。
SEO対策ってなに?引用元:起業マニュアル|中小機構
SEO対策のSEOはSearch Engine Optimizationの略で、Yahoo!やGoogleの検索エンジン(Search Engine)に対して、最適化(Optimization)するという意味です。
もう少しわかりやすく書くと、「自分のホームページの検索結果をもっと上位に表示させるために、ホームページを改良すること」です。
SEOには、HTMLやリンクの貼り方・「信頼性」の獲得・サイト構造の「最適化」など、さまざまなテクニックがあります。
しかしSEO対策は、あくまでも「製品」や「技術」を広く知ってもらうための手法のひとつにすぎません。
目先のテクニックにとらわれず、手段(SEO)が目的になってしまわないように、SEO対策に取り組んでいきましょう!
SEOの難易度は業界によっても変わる?
アルゴリズム(上位表示の仕組み)の傾向は、業界によっても変わってきます。
例えば、YMYLとよばれる「お金・健康」の分野では競争が激しく、サイト自体の専門性など信頼性が重視されています。
製造業でのSEOの難易度も 決して低くありません 。
しかし基本的なSEO対策に取り組むことで、大手メーカーよりも上位に表示できる事例も多数あります。
ひと昔前のSEOには、検索エンジンの裏をかくような過度なテクニックもありましたが、現在では検索エンジンの精度も格段に向上しています。
今の製造業のSEO対策では、ユーザーの課題を解決する「コンテンツづくり」が求められています。
あやしい情報に振り回されないよう、SEOの基本的な知識を身につけていきましょう。
Googleの検索品質評価ガイドラインで公開されている評価基準で、ユーザーの人生を左右するような内容については、SEO対策がむずかしくなっています。
そのおかげもあり、今では悪質な投資商品や健康食品は上位表示されることが少なくなっています。
製造業でもSEO対策は必要?その理由
BtoCではあたりまえに行われている「SEO対策」ですが、製造業でもその重要性は変わりません。
膨大な情報のなかから 自社の製品・技術を「まず見つけてもらう!」こと が、市場開拓のはじめのいっぽになります。
製造業の製品PRには「展示会」「商談会」「セミナー」「業界広告」など、さまざまな手法があります。
最近では「バーチャル展示会」や「Webセミナー」など、ネットを活用した製品PRも主流になりつつあります。
ところが「SEO対策」に限っては…
「顧客を限定しているから…」
「販売は商社に任せているから…」
「製品名で上位表示されているから…」
と消極的な企業も多く、なかなか社内の理解を得られないのが現状です。
しかし新製品のホームページをつくっても、「来て・見て」もらわなければ意味がありません。
インターネットでは、日夜さまざまな「課題」が検索されています
〈実際の検索キーワード例〉
- 光電センサ × 誤検知
- プレス加工 × コスト削減
- マシニングセンタ × 加工不良
新しい見込み客の獲得には、これらの「課題」に対して上位表示される必要があり、そのためにもSEO対策が不可欠なのです。
メーカーとエンジニアをつなぐ「SEO対策」が急務となっているのです。
そのため、一位や二位などを無理に狙う必要はありません。
まずは「20〜30位以内(検索2〜3ページ目)」に入ることを目標にしていきましょう。
SEO対策で「売る」から「売れる」へ!Web広告との違い
SEO対策の引き合いによく出されるのが、「リスティング広告」などのWeb広告です。
リスティング広告は入札制のクリック課金広告で、予算さえあればかんたんに上位表示させることができます。
(もちろん運営にはそれなりのノウハウが必要です)
検索連動型(リスティング)広告引用元:起業マニュアル ネット広告の基本|中小機構
この検索連動型広告は、入札金額が高いと上位に表示されるため、すぐに結果を出したい場合には適しています。
しかしSEO対策による自然集客とくらべて 「押し売り!感」が強く、 問い合わせにつながりにくい 傾向があります。
一方SEO対策による集客は、顧客自らが「見つけた!感」が高く、具体的な案件につながるケースが多くあります。
また長い目で安定した集客ができ、継続的な広告費を削減することもできます。
SEO業者ってなんだかあやしい!?
中小製造業では専任のWeb担当者がいないことが多く、SEO対策をまるごと外注していることもめずらしくありません。
といった企業もあります。
しかしなかにはSEO対策の内容を業者から知らされていないため、契約終了とともに ”検索順位” が下がってしまうトラブルもあり、そのため高額契約をつづけざる得なくなることも…
SEO業者ってなんだかあやしい!?と思われがちなのも、このような担当者の無知につけこむ業者がいるためです。
SEOの基本的な知識を身につけることで、このような無用なトラブルを避けることができます。
中小製造業のためのSEO対策まとめ
この記事では「中小製造業のSEO対策」について、その重要性を紹介しました。
中小製造業こそSEO対策が必須です。
新しい製品を開発して、魅力的なホームページをつくっても、「来て・見て」もらわなければ意味がありません。
メーカーとエンジニアをつなぐのが、製造業におけるSEO対策の醍醐味です。
この記事が、製造業Web担当者さまの「SEO対策」にお役に立てばうれしいです。