
製造業に効果的|クリックが増加するリッチリザルトと強調スニペット
- 更新日:
- 2021/04/26 (2021/01/28 公開) 編集者:甲斐 智
- 関連キーワード:
- 構造化データ |
SEO対策優先度
リッチリザルト・強調スニペットは、ユーザーの検索キーワードにあわせて表示される付加情報や強調表示の仕組みのことです。
製造業では本格的に取り組んでいる企業も少ないため、 競合よりも一歩進んだSEO対策 としておすすめです。
この記事では「クリック増加を狙うリッチリザルトと強調スニペット」について解説します。

リッチリザルトを狙う!
リッチリザルトは、Google検索画面に表示される付加情報のことです。
SEOとは直接関係しませんが、 検索結果画面でさまざまな情報が表示 されるためクリックが増加。
訪問ユーザーが増えることでSEOに関する指標が改善し、結果的に上位表示にも貢献するという好循環サイクルが生まれます。

対策をしても必ず表示されるわけではないため、基本的なSEO対策を取り組んだ上で、次のステップとして取り組んでいきましょう。
リッチリザルト表示のポイント
リッチリザルトが「表示される/されない」は検索エンジン次第、同じ条件下でも表示が変わる場合もあります。
(GoogleやBingなど検索エンジンによっても扱いが変わります)
検索エンジンがページ内容を理解しやすいように、構造化データを使ったマークアップを使いこなすことがポイントです。
〈製造業でよく使われる代表的なリッチリザルト〉
- 作成日/更新日
- パンくずリスト
- 製品/価格/レビュー
- 展示会/セミナー
- FAQ
スキーマの設定にはHTMLの専門知識が必要になります。
少し難易度が高いので、日頃使っているWeb会社にも「構造化データを使いたい」と相談してみましょう。
作成日・更新日(リッチリザルト)

SEO対策において、ページの作成日や更新日を検索エンジンに伝えることはとても重要です。
日付はコンテンツ内(できれば上部)に記載することで自動で認識されることもありますが、より確実に「リッチリザルト」として表示されるためには、スキーマ (schema)でマークアップする必要があります。

〈構造化データの例〉
<script type="application/ld+json">
{
〜省略〜
"datePublished": "xxxx-xx-xx", //公開日
"dateModified": "xxxx-xx-xx", //更新日
〜省略〜
}
</script>
パンくずリスト(リッチリザルト)

サイトのナビゲーションとして使われる「パンくずリスト」は、スキーマ (schema)で正確にマークアップすることで、検索結果にも表示されるようになります。
引用元:熊本電子ビジネス専門学校パンくずリストってナニ?食べられるの?
パンくずリストは、Webサイトを構成するナビゲーションの中の一つです。
…(中略)…
Webデザインおけるナビゲーションとは、サイトを利用するユーザが目的のページにたどり着けるようにするための機能で、サイト上に配置するメニューやリンクなどのことを言います。 そして、このナビゲーションの作り方次第でサイトのユーザビリティ(使いやすさ)が大きく変わります。
URLが日本語で表示されるためクリックされやすくなり、製造業のホームページでもよく使われています。

製品・価格・レビュー(リッチリザルト)

製品ページをスキーマ (schema)でマークアップすることで、検索結果画面に「製品」「価格」「レビュー(★表示)」が表示されます。
製造業通販サイトでもよく使われており、ユーザーの比較検討の対象にもなりやすくおすすめです。

展示会・セミナー(リッチリザルト)
展示会やセミナーなどのイベント詳細をスキーマ (schema)でマークアップすることで、さまざまな情報を検索結果に表示させることができます。
〈構造化データの例〉
- イベント名
- 日時と場所
- イベント詳細URL
- 招待券申し込みURL

FAQ(リッチリザルト)
「よくあるご質問」などのコンテンツがサイトにある場合は、スキーマ (schema)でマークアップしましょう。FAQの内容がQ&A形式で検索結果に折りたたみ(アコーディオン)表示されるため、クリックが増加します。
強調スニペットを狙う!
リッチリザルトとあわせて使われる施策に、「強調スニペット」があります。
強調スニペットとは
ユーザーの検索ニーズにあわせて強調表示される仕組み
です。
リッチリザルトとおなじく意図的にコントロールすることはできず、ユーザーの検索ニーズとサイト内容がマッチングしたときにはじめて表示されます。
強調スニペットの表示例
当社の運営する情報サイトでは、以下のような強調スニペットが表示されます。

強調スニペット表示のポイント
強調スニペットが表示されるためには、すでに上位表示されていることが前提となります。
(GoogleやBingなど検索エンジンによっても扱いが変わります)

〈代表的な強調スニペット〉
- 目次
- 写真
目次(強調スニペット)

ページ内の目次や製品一覧にリストのHTMLタグ<ul><li>□□□</li></ul>を使うことで、強調スニペットとして表示されやすくなります。
強調スニペットが表示されるためには、ある程度上位表示されているのが前提となりますが、コンテンツ内容が一目でわかるためさらにクリックされやすくなります。
写真(強調スニペット)

コンテンツの上部に解像度の高い画像を置くことで、強調スニペットとして表示されやすくなります。
画像にはAltタグを設定し、タイトルや見出し[h1]の近くに配置するのがポイントです。

ユーザーの検索ニーズとサイト内容がマッチングすることで、検索結果10位以下でも複数の写真が表示されるケースもあります。
リッチリザルトと強調スニペットとは?まとめ
この記事では「クリック増加を狙うリッチリザルトと強調スニペット」について解説しました。
構造化データ(スキーマ:schema)は通常のHTMLとくらべハードルが高く、自社だけでは対策が難しい場合もあります。
その分取り組んでいる企業も少ないため、競合よりも一歩進んだSEO対策としておすすめです。
この記事が、製造業Web担当者さまの「SEO対策」にお役に立てばうれしいです。