
直動部品に後付けできるIoTセンサで工作機械の加工不良を防止
- 更新日:
- 2025/02/07 (公開日: 2022/08/25 ) 著者: 甲斐 智
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この改善事例のポイント
改善前CNC工作機械における工作機械の加工不良のお悩み
複合加工機やターニングセンタなど、自動化の現場で使われているCNC工作機械の稼働部には、多くの直動部品が使われています。しかし、クーラントやオイルミストが飛散する切削加工の悪環境下では、直動部品の内部にまでクーラントが入り込み故障、加工不良が発生してしまうことがありました。
〈改善前のお悩み〉
- 直動部品の故障を未然に検知したい
- CNC工作機械の加工不良を防ぎたい
改善後直動部品の状態監視で、工作機械の加工不良を防ぐ
一般的にクーラントなどの切削油は、その特性上、工具や加工ワークの隅々にまで入り込むよう改良されており、それが原因で直動部品が故障→加工不良を引き起こしてしまうことがあります。そこで採用されているのが、THKの「OMNIedge(オムニエッジ)」です。
OMNIedgeは、既存の直動部品にかんたんに後付けができる小型のIoTセンサ。直動部品の予兆検知で状態を監視し、定期メンテナンスを行うことで、工作機械の加工不良を未然に防ぐことができます。
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〈改善後の効果〉
- 直動部品の状態監視が実現
- CNC工作機械の加工不良を防止

OMNIedgeを使うことで、これまで熟練作業者でしか判断できなかった工作機械のわずかな異常を、若手オペレーターや海外スタッフでも把握できるようになります。熟練作業者が少なくなりつつある現場の標準化におすすめです。(編集部)
加工不良防止の提案製品
- 製品情報※
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