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切削工具の状態監視で工具寿命を最適化しコストを削減

切削工具の状態監視で工具寿命を最適化しコストを削減

更新日:
2025/02/07 (公開日: 2022/11/23 ) 著者: 甲斐 智
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改善前量産ラインにおける工具コストのお悩み

従来マシニングセンタによる量産ラインでは、工具のチッピングや工具異常による加工不良の大量発生を防ぐため、予防保全による工具の早期交換が行われます。
しかしまだ使える工具やインサートを廃棄することも多く、工具コストの増加が課題となっていました。

〈改善前のお悩み〉

  • 工具やインサートの廃棄のムダをなくしたい
  • 工具コストの増加を抑えたい

改善後切削工具の状態監視で工具寿命を最適化し、工具コストを削減

一般的に量産ラインでは、工具異常による不良品の発生を予防するため、工具寿命を短く設定します。そのため工具のムダな廃棄が多く、コスト増加の要因となっていました。そこで採用されているのが、MAZINの「切削工具監視AIアプリ」です。
切削工具監視AIアプリは、加工時の工具状態をリアルタイムで推定。外付けセンサで取得した加工毎のモータ電流値を、独自開発のAIアルゴリズムで分析し、工具寿命を最適化します。
工具コストの削減だけでなく、工具交換回数の削減で生産向上にも貢献します。

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〈改善後の効果〉

  • 工具寿命を最適化が実現
  • 工具コストの削減と生産向上が実現
工具寿命の最適化について|その全数検査、どこまで遡りますか?
その全数検査、どこまで遡りますか?
切削工具監視AIアプリを使うと、工具異常の発生タイミングがデータでわかります。そのため、万が一工具のチッピングで加工不良が発生した場合でも、直近の工具交換のタイミングまで遡って全数検査を行う必要はありません。
センサの後付けもかんたんで、すぐに導入できる現場のIoTとしておすすめです。(編集部)

工具寿命の最適化の提案製品

製品情報
工具寿命の最適化について|切削工具監視AIアプリ
センサ
株式会社MAZIN
切削工具監視AIアプリ
※製品情報について 製品の最新情報については、必ず各メーカーの公式サイトよりご確認ください
掲載をご希望の企業様はこちらからご連絡ください

コスト削減センサ加工工程株式会社MAZIN生産性向上

この改善事例の監修者

甲斐 智
甲斐 智(Satoshi Kai)

1979年 神戸生まれ、多摩美術大学修了後、工作機械周辺機器メーカーに入社。
2020年に株式会社モノトを設立。長年に渡り工作機械業界・FA業界のWebマーケティングに携わる。
researchmap ID:R000028669
J-GLOBAL ID 202101006017437323

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