IMTSとは?全米最大の工作機械展IMTS(シカゴショー)を紹介
- 更新日:
- 2022/09/03 (公開日: 2020/05/11 ) 著者: 甲斐 智
- 関連タグ:
- 海外の展示会|
IMTSは、2年に1回、アメリカのシカゴで開催される 「世界四大」工作機械見本市のひとつ です。
アメリカをはじめ、世界中の工作機械メーカーや周辺機器メーカーが、IMTSで新製品を発表。
全米最大の「工作機械展示会」として知られ、シカゴショーの別名でも親しまれています。
この記事では、IMTSの特徴や、開催スケジュールについて紹介します。
IMTS(シカゴショー)ってどんな展示会?
IMTSは、全米最大の「工作機械展示会」で、〈International Manufacturing Technology Show〉(米国国際製造技術展)の略称です。
シカゴ(イリノイ州)の国際展示会場「マコーミックプレイス」で開催されるため、別名シカゴショーともよばれています。
全米をはじめ世界中の工作機械関連メーカー 2,500社以上が集結。
「NC工作機械」はもちろん、プレス機械・ツーリング・切削工具・センサなど、金属加工のあらゆる最新技術が集まり、13万人近くのエンジニアが訪れます。
2018年実績引用元: JETRO「IMTS2018」
来場者数 : 129415人
出展社数 : 2563社
展示面積 : 132,316 sq.m.
過去の実績は同時開催/併催展を含む場合もあります。
IMTS 概要
名称 | 米国国際製造技術展 |
---|---|
略称 | IMTS |
会期 | 偶数年(2年に1回)の9月ごろ |
会場 | マコーミックプレイス(シカゴ) |
主催者 | AMT 米国製造技術協会 |
入場料 | 海外からの参加は無料(事前登録が必要です) |
公式サイト | https://www.imts.com |
IMTSの特色
IMTSは「JIMTOF」や「EMO」とくらべショーの色あいが濃く、ロボコンやアメリカならではの巨大インスタレーションなど、さまざまな展示があります。
ブースには営業スタッフだけでなく、自社技術に精通した技術エンジニアもいるため、その場で技術相談ができるのが特徴です。
また日本ではあまり見かけることのない、HAAS社(ハース)などのアメリカのNC工作機械や、NASA・ボーイングの最先端技術を間近でみることができるのも、IMTSの魅力です。
IMTSと「世界四大」工作機械見本市について
世界四大工作機械見本市は、世界を代表する「工作機械見本市」の総称です。
アメリカのIMTSをはじめ、日本・ヨーロッパ・中国で開催されています。
〈世界四大工作機械見本市〉
IMTSの入場方法は?無料招待券の入手方法
IMTSの入場は事前登録が必要です。
現地の入場料は50ドルですが、海外からの訪問者は無料となります。
登録は公式WEBサイトの「RESISTER」から行うことができます。
https://www.imts.com
IMTSの時期になると、たくさんの旅行会社が「視察ツアー」を売り出しします。
工業団体の主催するツアーでは、ボーイングなどの最新工場の視察コースもありおすすめです。
IMTSとは?まとめ
この記事では、全米最大の工作機械展「IMTS」について紹介しました。
日本では馴染みの薄いアメリカの工作機械ですが、現地ではさまざまなメーカーが活躍、NASAやボーイングなどアメリカのものづくりを支えています。
本記事が、今後の展示会選びの参考になればうれしいです。